ウサギにとっていいフードとは?牧草・ペレット・野菜・おやつの選び方を考えてみる!

こんにちは、獣医師のにわくま(@doubutsu_garden)です。

ウサギを観察していると、常に何かを食べていませんか?草食動物のウサギにとって、食べるということはとても重要です。常に食べることによって消化管も絶えず動き続けています。これはウサギの主食である牧草が、基本的に低栄養、高繊維で、消化効率が良くないためなんですね。

そのため、食事管理が不適切だと正常な消化管機能を維持できず胃腸停滞を起こしたり、不正咬合など歯牙疾患の原因にもなります。ウサギにとっては命に関わる大問題となります。

今日はウサギにとっていいフードの選び方について解説します!

目次

ウサギの食べ物とは?

基本的に、ウサギに与えるものは以下の4つ。

  1. 牧草(70〜75%)
  2. ペレット(15〜20%)
  3. 野菜(10〜20%)

理想的には牧草7割、ペレット2割、野菜など1割という感じで、圧倒的に牧草が多いということがわかりますね。ウサギの健康を維持するには、牧草選びが重要です。

ウサギの牧草の選び方

牧草は、ウサギのフードの中で最も重要です!

繊維不足が原因で不正咬合や胃腸停滞など、病気を引き起こしてしまうからです。

ウサギが食べる牧草には、大きく分けて以下の2つがあります。

  • アルファルファ(マメ科)
  • チモシー(イネ科)

アルファルファ(マメ科)

マメ科植物。

高タンパク質、高カルシウム、高繊維質、高カロリー。

成長期や妊娠中、授乳期、虚弱体質のウサギに適しています。

成長期を過ぎてアルファルファを与え続けると、タンパク質、カルシウムが過剰になってしまいます。
カルシウムが多いと膀胱結石の原因にもなります。

アルファルファは美味しいので、好んで食べるウサギが多く、これに慣れるとチモシーに移行しにくいという難点もあります。

チモシー(イネ科)

イネ科植物で、ウサギの牧草といえばこれ!と言うくらいの代表選手で、成長期を過ぎたウサギに適しています。

高繊維質、低タンパク、低カルシウム。

チモシーに多く含まれている粗繊維は、腸を刺激して腸の動きを活発にするという重要な役割があります。さらにアルファルファに比べるとタンパク質は少なめでたくさん食べても太ることはないし、カルシウムも少ないので膀胱結石になるリスクも低いです。まさにウサギにとって理想的な牧草といえるでしょう。

チモシーは、刈り取った時期により

  • 1番刈り:繊維質が最も多いが、硬い
  • 2番刈り:1番刈りより繊維質が少ないが、柔らかい
  • 3番刈り:2番刈りよりさらに繊維質が少なく、柔らかい

に分けられ、柔らかさや栄養価に違いがあります。

1番刈りが最も茎が太くて硬く、タンパク量も少ない。

2番、3番になるほど柔らかくタンパク質量も多くなります。

にわくま
繊維質が最も多い1番刈りがベストですが、硬くて食べないウサギが多いので、2番、3番刈りの柔らかい牧草でも問題ありません。

オススメのチモシーは?

ウサギさんによって好みが違うので、全てのウサギさんに合うかどうかは、実際に与えてみないと分からないところもありますが、いくつかオススメのチモシーをあげてみたいと思います。何よりも、「飽きずに食べてくれる」というところが重要です。

まず最初に、モグピョン プレミアムチモシー1番刈り 。牧草の一大産地、アメリカのワシントン州で栽培された良質な牧草です。

チモシーを含む牧草は、刈り取りの際に虫などが混入することが多く、そのまま海外から輸入され、日本で販売されています。

しかし、モグピョン プレミアムチモシー1番刈り は、国内の専用工場で目視を行い、人の手で異物を除去するという手間がかけられています。

もう一つ、市販されている牧草には茶色い牧草も混じっていることが多く、これはウサギが食べられないわけではないのですが、味が落ちているのか残すことも多いです。

実際に目視を行うことによって、虫などの異物だけでなく、茶色の牧草を取り除いて、青々しい牧草だけを選ぶことができます。

>>モグピョン プレミアムチモシー1番刈り

他にもいくつか紹介します。

にわくま
1番刈りのチモシーをメインにして、2番刈り、3番刈りのチモシーを少しずつ混ぜて与えてみましょう。

産地によって好みが違うかもしれないので、いろんな産地のものを混ぜ合わせるのもいいですね。

にわうさ
1番刈りチモシーとアルファルファがミックスされたものもあるのね!

他にイネ科の牧草には、イタリアンライグラスやオーチャードグラス、オーツヘイ等があります。

チモシーを中心に色々な種類の牧草を食べさせてあげるのが理想的。

新鮮で良質な牧草をいつでも好きなだけ食べられるように与えてください。
食事の回数は、1日1回でも2回でもかまいません。基本的には夕方から夜や明け方にかけて活発に行動するウサギとっては、この時間帯に食事を与える方が生活パターンに合っているかと思います。
飼い主さんの生活パターンに合わせてオーケーです。

我が家では、朝、夕の2回のペレットと、牧草はいつでも食べられるようにしていました。ペレット大好きウサギさんでしたね。

あとは、牧草は常に新鮮なものを入れてください。すごく基本的なことですが、ちょっと時間が経ったものだと湿気で味や食感が変わることもありますし、季節によってはカビが生えてしまうこともあります。

↓まずは一番刈りチモシーをメインに与えてみてください!

生産者の顔が見える!『モグピョン スーパープレミアムチモシー 1番刈り』

水は常に新鮮なものを飲めるようにしておきましょう。

ウサギのペレットの選び方

成長期のウサギ(6ヶ月未満)には、牧草とペレットフードを食べるだけ与えてください。成長期にフードの制限をすると栄養を充分に取る事が出来ず体の成長に悪影響を及ぼします。

成長期を過ぎたらペレットフードに変わってチモシーなどのイネ科の牧草が主食になります。メインの食餌は牧草ですが、栄養のバランスを整えるためにペレット少し与えるようにします。この場合、ペレットフードは、体重の3~5%程度の量を目安に与えます。

大人のウサギは、成長期の頃のように無制限にペレットフードを与え続けると間違いなく肥満してしまいます!ただ、ペレットの量を減らしていく時には、少しずつ時間をかけて体調を見ながらにしてください。

次にペレットの種類を見ていきましょう。  

にわくま
ペレットの主原料は、アルファルファかチモシーであるものが多いです。

アルファルファとチモシーについては先ほど説明した通りですね。

なので、子ウサギや繁殖期のウサギは、アルファルファが主原料のもの、それ以外のウサギであればチモシーが主原料のものが最適です。

現在では、チモシー主原料のペレットフードが主流になっています。

にわうさ
ペレットの与えすぎも、カルシウムの過剰摂取となり尿石症の原因になるから注意が必要ね。

ペレットフードは、非常に沢山の種類があり値段も様々。

成長期、維持期、シニア期に分けて販売されているので、それぞれのライフステージに合ったものを選びましょう。

ウサギに与えて良い野菜と与えてはいけない野菜は?

野菜の中にはウサギに与えてはいけないものがあるので注意が必要です。

また、野菜はメインの食べ物ではありません。

あくまでもおやつとして与え、与えすぎないように量をしっかり決めましょう。

与えて良い野菜

  • 人参
  • 大根・大根の葉
  • 小松菜
  • サラダ菜
  • セロリ
  • カブ
  • チンゲン菜
  • 大葉
  • ルッコラ
  • バジル
  • クレソン
  • ミント

与えてはいけない野菜

  • ネギ類
  • ニラ
  • ニンニク
  • イモ類
  • アボカド
  • アスパラガス
  • チョコレート

与える時に注意すべき野菜

  • キャベツ
  • レタス
  • キュウリ
  • トマト
  • 白菜
  • パセリ
  • ほうれん草
  • モロヘイヤ

ついついあげてしまいそうになりますが、これらを与える量に注意が必要。

水分が多い野菜は下痢を起こしやすいからです。

また、パセリやほうれん草、モロヘイヤには、尿石症の原因となるカルシウムやシュウ酸を多く含んでいるので、あげすぎは禁物。

ウサギにおやつを与えても良い?

ウサギにおやつを与えてもいい?とよく聞かれます。

おやつは、飼い主さんとウサギがコミュニケーションをとるのにも必要ですし、あげても構いません。またペレットや牧草以外にも、好みの食べ物を探しておくと病気になった時に助かります。

しかし、おやつの与えすぎは肥満につながるので注意が必要。メインの牧草やペレットを食べなくなってしまうこともあるのでほどほどに。

まとめ:ウサギには牧草をメインに、ペレットや野菜を組み合わせて与えよう!

ウサギは他の草食動物と同様に、牧草をメインにして、ペレットや野菜をうまく組み合わせて与えるのがベスト。

しかし、食いつきが悪いウサギや病気を持っているウサギには、食いつきのいいものや食べやすいものを与えるなど、臨機応変に対応することが重要。

ウサギは大人になってから食習慣を変えるのは難しいので、幼いうちから正しい食生活を心がけることが大切です。

にわくま
最後に、書籍の紹介です

ウサギに多い病気や症状を獣医師監修のもとに解説しています。

家でのヘルスケアや看護のポイントもわかりやすく書いてあります。

ウサギを飼っている人は家に一冊欲しい本としてオススメ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次