獣医大学の受験における過去問の使い方とは?

獣医 過去問 使い方

こんにちは、獣医師のにわくま(@doubutsu_garden)です。

獣医大学受験対策として、過去問を解くということは非常に重要。

当然のことながら、赤本に含まれている大学受験の問題というのは「過去のもの」。

これも当たり前の話ですが、「自分が受験する年の問題」がピンポイントで出題されているわけではありません

では、どうして過去問を解くことが重要なのでしょうか。

今日は、過去問を解く重要性をお話しします。

目次

過去問を解く意味とは

獣医大学の受験において、過去問を解くことは非常に重要。

過去問を解くことで得られるものとして、

  • 出題傾向が分かる
  • 自分の苦手分野を発見できる
  • 時間配分の目安を立てられる
  • やらなくても(力を入れなくても)いい分野をみつける

などでしょうか。

出題傾向が分かる

獣医大学は大学ごとに試験問題にかなり特徴があります。

  • どの分野が重点的に出題されているのか
  • どのような形式で出題されているのか
  • 記述問題が多いのか、選択問題が多いのか
  • どのぐらいの難易度なのか

など、その大学の入試問題に関する情報をたくさん得ることができます。

「この大学はこの分野が難しいから重点的にチェックしよう」

「この分野がよく出るからもう一度復習しておこう」

といった戦略を練るのに役立ちます。

過去3年分だけでも十分傾向を知ることができます。

自分の苦手分野を発見できる

苦手分野を洗い出し、その分野の問題集を重点的にやることで苦手をつぶしていきましょう。

その大学の頻出分野に苦手分野があると致命的。

時間配分の目安を立てられる

すべての問題を順番に真面目に問いていると、時間が足りなくなることがあります。

大問がいくつあるのか、1つの問題に何分ほど時間をかけられるのか、捨てたほうがよさそうな問題など、本番にどのような時間配分をすべきかあらかじめ対策を練ることができます。

ただ、過去問を解くときに最初から制限時間内に解く必要はありません。

あくまでも各大問にかけられる時間を把握することが重要。

やらなくても(力を入れなくても)いい分野をみつける

「全部まんべんなく勉強しないと不安」

という受験生がいますが(私もそうでしたが)、受験勉強をする上で、

「全てを網羅する」

「完璧な状態で本番を迎える」

のは不可能です。

過去に出題されたことがなく、力を入れなくてもいい分野というのがあるはずです。

これを見抜くことにも過去問を解く意味があるんですね。

優秀な人ほど、勉強の優先順位をつけて、やらなくていいことを捨てることができます。

「何をしないべきか」を見極めることも重要。

獣医大学の過去問は何年分やればいいのか?

赤本で出た問題は出るはずがないと思うかもしれませんが、そんなことはありません。

一度出た問題がそのまま丸ごと出ることはなくても、形式を変えて過去の問題が出題されることはよくあります。

この傾向が見えてくるのがだいたい過去問5年分を解いてから。

過去問を5年分も解けば同じような問題がいくつか出題されていることに気づくと思います。

つまり、先ほど説明した「過去問を解くことで得られるもの」さえ分かってしまえば何十年も解く必要はないのです。

ちなみに私の場合。

  • センター過去問は、追試も含めて5、6年分
  • 第一志望と第二志望の国立大学の赤本3年分
にわくま
最低3年分はやったほうがいいと思います。5年分もやれば十分。
同じ過去問を何回かやり直したほうがいいですか?

私は、1周分しか解いてません。

それで傾向と対策がつかめるなら十分だと思います。

もちろん、赤本を覚えてしまうくらい何回も解くのも、全く問題はありません。

ただ、問題の丸暗記ではなく形式が変更されたとしても論理的に解法を思いつき、解けるようにすることが大事です。

獣医大学の過去問にいつ取りかかればいいのか?

過去問はいつから取り組めばいいですか?

正解はないと思いますが、

「高3の夏休み中に一度解いておくといい」

です。

私自身、高3の夏休みに入るころに赤本を買い、3年分解きました。

周りの意見を聞くと、9月に入ってからの人もいましたし、センター試験が終わってからという強者もいました。

11月ごろからはセンター試験対策もやらなければならないですし、夏休み中がベストかなと思います。

でも、過去問をやる上で大切なのは、いつやるかよりも何のためにやるかということ。

先ほど説明した

  • 出題傾向が分かる
  • 自分の苦手分野を発見できる
  • 時間配分の目安を立てられる
  • やらなくても(力を入れなくても)いい分野をみつける

過去問を解くことでこれらをつかむようにしましょう。

現在地と目標のギャップの確認をすることができます。

早めにやればいいというものではないですね。

さいごに

高3のこの時期になると、焦りや不安が徐々に出てくると思います。

「とりあえず問題集をたくさんやろう」

「過去問を早くやらなきゃ」

とやみくもになってはいけません。

不安になってたくさん問題集を買っても、当日までに終わらなかったら余計に焦りが出てしまいます。

早い段階で過去問を問いて、できなかったら余計に不安になります。

獣医大学の試験問題は、大学ごとにかなり特徴があります。

まずは、その傾向をしっかりつかむこと。

受験生は過去問を使う時期や使い方に迷うと思います。

その際にはここで書いたことをぜひ参考にしてみてください。

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