こんにちは、獣医師のにわくま(@doubutsu_garden)です。
新卒で動物病院に就職した獣医師は、一般企業に就職するときのような就職活動を行っていない人がほとんど。
何をしたらいいかわからない人、不安な人は多いと思います。
私の周りでも転職サイトを使っている人が圧倒的に多くて、転職エージェントを利用したことがある人はほとんどいなかったです。
獣医師が転職する時、転職エージェントは心強い味方となってくれます。
知っているのと知っていないのとでは、大きく違ってきます。
そこで今日は実際に動物病院から企業へ転職した私が、転職エージェントを利用するメリット・デメリットを紹介します。
Contents
転職サイトと転職エージェントの違いとは?
まず、転職サイトと転職エージェントの違いは何か?
どちらも転職支援をしてくれるサービスです。
「転職サイト」とは、ウェブサイトにさまざまな業界や職種の求人が掲載されていて、自由に検索、閲覧が可能なサイトのこと。
数多くの求人情報を自分で比較、検討したうえで転職サイトを通じて自分自身で応募します。
一方、「転職エージェント」は、1人1人に専任のキャリアアドバイザーがつきます。
まずは、転職エージェント会社へ行き、マンツーマンでカウンセリングをおこないます。
そこで伝えた自分の経歴や希望をもとに、自分に合った求人を無料で紹介してくれます。
また、応募書類作成や面接のサポートもしてくれます。
転職エージェントのメリットとは?
では、獣医師が転職エージェントを利用するメリットとは何でしょうか?
- 心強い担当エージェントの存在
- 自分のキャリアや適性を客観的に評価してくれる
- 非公開の求人を紹介してくれる
- 履歴書、職務経歴書を添削してくれる
- 面接対策してくれる
- 面倒な手続きを代行してくれる
心強い担当エージェントの存在
獣医師、とくに動物病院に就職した人は、普通の就職活動をおこなっていない人がほとんど。
転職活動はなおさら。
転職したいと思っても、何からはじめていいのかわからない!
という人には、転職支援のプロであるキャリアアドザイザーが個人についてくれるのは本当に心強いです。
友人や家族に相談しにくいことでも、気軽に相談できます。
自分のキャリアや適性を客観的に評価してくれる
獣医師が転職しようと考える場合、獣医師職を希望する人と、獣医師国家資格を必要としない全く別の職種を希望する人がいます。
全く別の職種を希望する場合、今まで動物病院でしか働いたことのない人は、自分のキャリアが客観的に見てどうなのか、企業で通用するスキルがあるのか…など不安はたくさんあると思います。
そんなときでも、エージェントに相談してみましょう。
面談を通して自分のキャリアや適性を客観的に評価してくれるので、獣医師業界にとらわれず、「こんな業種で活躍できる道もある」と、新たな発見ができる可能性もありますよ。
非公開の求人を紹介してくれる
非公開求人とは、企業の自社サイトや転職サイト、ハローワークには掲載されず、限られた人にしか公開されない求人のこと。
早期に人材募集が必要であったり、応募が殺到するのを防ぎたいとき、他社に知られず求人をおこないたいときに用いられる方法です。
非公開求人は転職エージェント各社が扱う求人情報の約8割を占めるといわれています。
転職エージェントを利用すれば、このような非公開求人を紹介してくれるので、選択肢の幅もぐんと広がります。
履歴書、職務経歴書を添削してくれる
獣医師の場合、履歴書や職務経歴書をまともに書いたことがない人がほとんどではないでしょうか。
経歴をどこまで詳しく書いたらいいのか、自分のキャリアやスキルを企業に効果的に伝えられているか、など細かく添削してくれます。
基本的なことから指導してくれるのでありがたいですね。
面接対策をしてくれる
「採用面接はアルバイト以来かも?!」
という人が多いのではないでしょうか。
面接が最大の難関ですよね。
基本的には、担当のアドバイザーと1対1で面接対策ができます。
「自己PRをしているつもりでも、PRになっていない」
「自己分析ができていない」
「志望動機があいまい」
など、自分1人では気付かない点も指導してくれます。
面倒な手続きを代行してくれる
転職活動の際には、10社以上の企業に応募することもあると思います。
そうなると、面接などのスケジュール調整が大変。
面接日程の調整や入社日の交渉、自分では言いにくい給与交渉もおこなってくれます。
転職エージェントのデメリットは?
もちろんメリットだけではありません。
- 担当アドバイザーとのやりとりが手間
- 自分の軸をしっかり持っていないと誤った転職をすることになる
担当アドバイザーとのやりとりが手間
1人1人に担当アドバイザーがつくのはメリットが大きいですが、その反面、転職エージェントの会社に出向かなければいけない、連絡をまめにとらなければいけない、自分のペースで進められないなどのデメリットもあります。
そういったことが手間だと感じる人には向いていないかもしれません。
自分の軸をしっかり持っていないと誤った転職をすることになる
担当アドバイザーは、求職者を転職させるためにうまく誘導してくることがあります。
転職活動の全てをエージェントに任せてしまうと、自分が希望しなかった職種や条件での転職をしてしまうことになります。
あくまで転職するのは自分自身なので、担当アドバイザーの言うことを全て鵜呑みにするのではなく、自分で判断することも重要です。
まとめ:初めて転職活動を行う獣医師にとって、転職エージェントへの登録はおすすめ。
いかがでしたか?
デメリットもあげましたが、まともに就職活動をしたことがない獣医師にとって、転職エージェントは心強い味方となってくれます。
実際、私も利用する前は転職サイトのみ利用していて、転職エージェントまでは必要ないんじゃないか、面倒くさそうだし、そんなに変わらないだろうと決めつけて、利用していませんでした。
しかし、知人にすすめられてとりあえず登録だけしてみたのですが、あれよあれよと言う間に話が進み、気付いたら絶好のタイミングで転職することができました。
登録すれば無料で転職のサポートが受けられるので利用しない手はありません。
アドバイザーと話をするだけでも、希望の就職先の幅が広がったり、自分の知らなかった一面を引き出してくれたりと、メリットは大きいです。
転職を考えている人はぜひ登録してみてはどうでしょうか。
オススメの転職支援サービスを紹介
最後に、私が転職活動中にお世話になった転職支援サービスをいくつか紹介します。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、10万件以上の豊富な求人数を誇る業界最大手の転職エージェント。
獣医師職の非公開求人も多数あるため、提案される求人案件の数も多いです。
面接や書類選考対策も丁寧におこなってくれます。
業界最大手、転職実績も多く安心。
まずは登録しておきましょう。
DODA
こちらも大手就職支援サイト。
DODA(デューダ)はリクルートエージェントに次ぐ業界第2位の実績を誇ります。
非公開求人を含めると10万件以上の求人案件があります。
経験豊富なキャリアアドバイザーが多数在籍していて、面接や書類選考についてのサポートがしっかりしています。
転職実績も多いので、キャリアアドバイザーの面談を受けるだけでも価値があります!
マイナビジョブ20’s
マイナビジョブ20’sは、大手就職支援サイトのマイナビの20代、第二新卒向けのサービスです。
獣医師の大半は新卒で就職してから3年ほどで転職を考える人が多いです。
ということは、20代の人が多いですよね。
マイナビジョブ20’s では、全体の求人数はほかに比べると少ないですが、全求人が20代対象なので、かなり厳選された求人が期待できます。
キャリアカウンセリングや適性診断が充実しているので、まだ転職するか迷っている段階でも登録しておくことをオススメします。